免疫

Ig分子をパパインで分解すると2つのFabと1つのFc領域に分けられる。Fabは抗原結合能があり、N末端側のアミノ酸の一次配列により決定される。Igの1分子に2つのFabがあるので、Igの1分子には2つの抗原結合部が存在することになる。FabとFcの結合部は関節のように折れ曲がる性質があり、hinge regionといわれている。Fc部分には補体や細胞表面上のFcレセプターに結合する領域がある。<金芳堂微生物学250ポイント改訂4版より抜粋>KK-N091208