食肉の衛生管理とともに最近重要な課題とされているのが肉質向上、おいしさの評価の向上です。
質の向上、差別化、ブランド化を図ることで、より消費者の記憶に残る商品となり、その後の購入意欲の向上につながります。
肉質評価には基準値はありませんので、経時的なデータ管理や比較試験などが有効です。
弊社ではこれら肉質向上の判断のためのお手伝いをさせていただいております。
うま味成分であるグルタミン酸を含めた様々なアミノ酸の割合を分析します。
まろやかさや口どけといった食感の評価基準として、脂肪組織に含まれるオレイン酸など、さまざまな脂肪酸の定量分析をします。
単価の不飽和脂肪酸、多く含まれるほど柔らかくおいしいと評価されます。
有機化合物の一種、イノシン酸は鰹節のうま味成分で、解体処理後の熟成などで増加するといわれています。
グアニン酸はシイタケのうま味成分といわれています。
抗酸化物質でもあり、肉が酸化しにくくなります。
旨みに関与する成分の遊離アミノ酸、脂肪酸組成、核酸を分析してその結果からうま味の数値化(見える化)を行っております。
熟成肉のうまみ成分検査例はこちら → 「アミノ酸分析による熟成肉のうま味の評価 」
※牛肉を対象に行なっておりますため他の評価は行っておりません。