【コラム】ノロウイルスの恐ろしい感染力と発生状況

ノロウイルスとは

ノロウイルスとは、感染性胃腸炎の原因となるウイルスです。ノロウイルスは、GⅠからGⅦのグループに分けられ、このうちヒトに感染性があるのは、GⅠとGⅡと言われています。1)ノロウイルスの潜伏期間は、1日から2日とされていて、ノロウイルスに感染すると嘔吐や下痢などの胃腸炎症状が出ます。ノロウイルスの感染経路は、経口感染です。経口感染とは、病原体に汚染された水や食べ物を口にして感染することをいいます。特にカキなどの二枚貝の生食や加熱不足は、ノロウイルス感染のリスクを高めます。ノロウイルスに感染したヒトから排出された吐しゃ物や糞便中にはノロウイルスが含まれており、症状が消失した後も患者のふん便中にノロウイルスが排出 (長い場合は 3 週間以上)されるため、二次感染に注意が必要です。2)便を介して感染するため、ノロウイルスの感染経路は、糞口感染とも言われます。

ノロウイルスの恐ろしい感染力とは

ノロウイルスの恐ろしい感染力とは、どれくらいのものなのでしょうか。過去のノロウイルスによる食中毒事件を事例にお伝えします。
 

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