【残留農薬】静岡県産いちご 台湾への輸出実現へ
海外でも人気の高い静岡県産いちごが、取り組み3年目にして台湾への輸出が可能となり、出荷の準備が静岡県藤枝市ですすめられています。
これまで、台湾の農薬残留基準が厳しく輸出ができずにいましたが、国などと連携をし、今年1月基準をクリアし輸出が可能となりました。
台湾への今シーズンのいちごの出荷は800キロを見込んでいます。
また、台湾衛生福利部食品薬物管理署は1月24日、フロニカミド、クロルフェナピル、アセキノシル、メフェントリフルコナゾールの4種類の農薬について、いちごに使用される場合の残留基準値を設定することを含んだ残留農薬基準改定草案を発表しました。
日本などから台湾に輸出されるいちごを巡っては、残留農薬の規定違反によって水際検査で不合格になるケースが相次いでおり、日本や韓国の駐台窓口機関や民間企業はいちごによく使用される一部農薬に対する基準値の設定を2020年から2022年4月にかけて相次いで申請していました。
台湾の現行規定では、上記4種類のいずれの農薬もいちごへの使用が認められていません。
一方で、日本産いちごの不合格品の多くはフロニカミドやクロルフェナピルの規定違反となっているほか、日本ではフロニカミドとクロルフェナピルは収穫前日まで使用が可能となっています。
草案の公表後、60日間を各界から意見を募る期間とし、施行日は決まっていないとしています。
食環境衛生研究所では、残留農薬検査を行っております。
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