【淋病】性病の検査を2025年1月6日よりスタート~④淋病~
性感染症について最後に、第四弾として、淋病の特徴について簡単にまとめさせていただきます。
○淋病(淋菌感染症)とは?
淋菌感染症は、淋菌Neisseria gonorrhoeae (gonococci)の感染による性感染症。淋菌は弱い菌で、患者の粘膜から離れると数時間で感染性を失い、日光、乾燥や温度の変化、消毒剤で簡単に死滅するため、性交や性交類似行為以外で感染することはほとんどありません(お風呂やトイレなどの公共施設からの感染は考えられない)。世界的には、新規感染者数は8240万人(2020年推定)となっており、男性では症状が出やすいため受診により判明が多くなる一方、女性では症状が出ない場合が多く、クラミジアとの重複感染も男女ともに多く確認されています。日本の統計としては、感染症発生動向調査において、淋菌感染症の定点当たり報告数は、2002-2003年をピークに減少してきており、2016年以降は男性、女性ともほぼ横ばいという状況になっています。
○症状
男女共通の症状と、男女で異なる症状があります。
○治療、予防方法
淋病の治療方法として抗菌薬(セフトリアキソン)の投与が行われます。通常は2~3週間程度で感知しますが、薬剤耐性を獲得した淋菌が報告されている他、クラミジアとの同時感染も報告(10~20%程度と言われる)され、その場合には上記薬剤だけでは完治しません。定期的どちらか(又は両方)に感染していないか、淋病とクラミジアを合わせて検査することをお勧めします。
詳細は弊社コラムや各HPをご確認ください。
→【淋病とは?|感染経路とその予防策について】
→厚生労働省「性感染症」
→月報グラフ|国立感染症研究所HP
→淋菌感染症の発生動向、2000年-2020年|国立感染症研究所HP
性感染症は梅毒等では広い年代、性器クラミジアは若年層で特に感染の広がりを見せています。
等、少しでも不安や、検査のご要望があれば弊社にて対応できますので、是非弊社の検査をお役立ていただければ幸いです。
弊社HPはこちら(2025年1月6日(月)より受付スタート)