SFTS抗体をもつイノシシ 富山県内で急増
9月16日、富山県はマダニが媒介する感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)のウイルスに抗体をもつ野生のイノシシが、県内で急増していることを発表しました。
県内の野生イノシシの感染歴を調査した結果、県西部を中心にウイルスを保有するマダニの生息域が広がっている可能性があるということです。
2019年7月から2024年10月にかけて県衛生研究所が、野生イノシシのSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルス抗体保有状況を調査した結果、感染拡大の傾向が明らかになりました。
県西部で、大幅に陽性率が増加しており、県は注意を呼びかけています。
【県西部 抗体陽性率】
2019年:1.2% ⇒ 2024年:6.2%
【県東部 抗体陽性率】
2023年迄:陽性事例なし ⇒ 2024年:1.4%
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