【ヒスタミン】ヒスタミン食中毒状況につきまして
夏日が見られるようになり、食材の保存管理にも注意が必要な季節となって参りました。
中でも、今回はヒスタミン食中毒状況について共有させていただければと存じます。
ヒスタミン食中毒は、ヒスタミンが高濃度に蓄積された食品、特に魚類及びその加工品を食べることにより発症する、アレルギー様の食中毒です。
ヒスタミンは熱に強く、調理や加工で除去できないため、一度生成されると食中毒を防ぐことはできません。
厚生労働省のヒスタミンによる食中毒発生状況によると、過去5年間では、1度のヒスタミン食中毒に対して患者数が多く、加工食品メーカーや大量調理施設では注意が必要な状況となっております。
事件数 | 患者数 | |
平成30年 | 20 | 335 |
令和元年 | 8 | 228 |
令和2年 | 13 | 219 |
令和3年 | 4 | 81 |
令和4年 | 2 | 148 |
表:ヒスタミンによる食中毒発生状況(厚生労働省より)
厚生労働省のヒスタミンに関するウェブページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130677.html
弊社は、ヒスタミンの検査を行っております。
(URL:https://www.shokukanken.com/kensa/item1905/)
お気に留めいただければ幸いです。