バベシア

牛、馬、めん羊、山羊、犬、猫などの赤血球に寄生し、日本には牛のBabesia ovata B.bigemina B.bovis 犬のB.gibsoni B.canisがみられる。マダニによって伝播され、多くの種類がある。バベシア症は、バベシア属の原虫感染による各種動物の急性または慢性の伝染病で、発熱、食欲・元気消失、貧血、黄疸、血色素尿の排出を主徴とする。マダニが媒介し、宿主は赤血球に寄生して増殖し、寄生赤血球は主に血管内で溶血し、重症例では肝・腎機能障害を起こす。<獣医学大辞典より抜粋>N100308

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