牛伝染性鼻気管炎

IBR。 牛ヘルペスウイルス1の感染によって起こる牛の急性熱性伝染病で、ウイルスが上部気道に感染して起こる届出伝染病のひとつ。高熱(40~41℃)ではじまり元気消失、食欲不振、多量の流涙、粘液膿様の鼻汁がみられ、鼻粘膜は高度に充血し、灰黄色の小豆大膿疱性顆粒が散発し、ときにはチーズ様儀膜あるいは潰瘍などもみられる。重症例では鼻鏡が乾燥して痂皮を形成し、痂皮の脱落後は充血した下部組織が露出し赤い鼻となる。結膜炎を併発し、妊娠牛では流産がみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

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