2023/08/02牛肺虫変円虫科(牛肺虫科)の糸状の線虫で、牛、鹿、水牛、野牛、トナカイの気管、気管支、細気管支に寄生する。感染は感染幼虫に汚染された牧草を食べることによって起こる。経口的に感染した幼虫は小腸で脱鞘し、腸間膜リンパ節で4期幼虫となり、血行性に肺胞に達し、気管支に移行しつつ成虫になり、約22日で成熟する。気管支炎、気管支閉塞、気管支肺炎、肺水腫、肺気腫を起こす。初放牧の子牛に多く、発咳と削痩がみられ、重感染ではしばしば死亡する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216