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食環研コラム

伝染性ファブリキウス嚢病(IBD)

伝染性ファブリキウス嚢病とは

病名:伝染性ファブリキウス嚢病 (IBD) または、通称ガンボロ病
病原体:Infectious bursal disease virus :IBD

疫学・症状:

  • (1)2〜10週齢に多発する。
  • (2)突発的に発生するが一過性で終息する。
  • (3)免疫低下により他病を増悪する。
  • (4)発症鶏は総排泄口が下痢便により汚れ、乳白色水様下痢便を排出する。
  • (5)羽毛の光沢(汚れ)、逆立及び蒼白、嗜眠、尿酸塩の排出

伝搬:

  • (1)排泄された糞便から、鶏舎、飼料、飲水、ヒトなどにより広がる(経口感染)。

剖検:

  • (1)F嚢の水腫性腫大(初期)、粘膜面の黄色化、出血、壊死、チーズ様物の貯留
  • (2)F嚢の極度の萎縮(後期)
画像_伝染性ファブリキウス嚢病01 画像_伝染性ファブリキウス嚢病01

病理組織検査:

  • (1)病変はF嚢に限局して現れることが多い。
  • (1)腎臓の腫大、尿細管の拡張、尿酸塩の沈着など。

診断:

  • (1)蛍光抗体法:F嚢の凍結切片から特異抗原を検出する。
  • (2)寒天ゲル内沈降反応(AGP):F嚢乳剤からのウイルス抗原の検出
  • (3)PCR検査
  • (4)血清学的検査:ELIS反応、寒天ゲル内沈降反応、中和試験(CEF細胞)

予防・治療:

  • (1)ワクチンによる予防
  • (2)部外者の立ち入り禁止
  • (3)資材の持ち込み時は消毒の徹底

類症鑑別:

  • (1)鶏コクシジウム
  • (2)鶏サルモネラ症
  • (3)鶏大腸菌症
  • (4)伝染性気管支炎
  • (5)ニューカッスル病

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