鶏ウイルス性腱鞘炎/関節炎
鶏ウイルス性腱鞘炎/関節炎とは
■病名:鶏ウイルス性腱鞘炎/関節炎
■病原体: Arian orthoreovirus
疫学・症状:
- (1)4〜7週齢のブロイラーに多発
- (2)不顕性感染が多い
- (3)跛行または起立不能
- (4)発育不良及び不揃い。
- (5)足関節の腫大、出血
病理組織検査:
- (1)腱及び腱鞘の非化膿性炎
- (2)腱鞘及び周囲組織における線維素結合組織の増量
診断:
- (1)蛍光抗体法:腱及び腱鞘からの特異抗原を検出
- (2)ウイルス分離:CK細胞で融合性CPEの確認
- (3)発育鶏卵法:漿尿膜上接種でポックの形成を確認する。
- (4)PCRによる同定
予防・治療:
- (1)ワクチンによる予防
- (2)部外者の立ち入り禁止
- (3)資材の持ち込み時は消毒の徹底
類症鑑別:
鶏ブドウ球菌症、鶏大腸菌症、鶏の呼吸性マイコプラズマ病など