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食環研コラム

サーコウイルス(PCV2)

離乳後多臓器消耗症候群(PMWSとは

病因:

豚サーコウイルス2型(以下PMWSと示す)。
エンベロープを保有しない。PWMSは5〜13週齢の豚に感染し、発病は主に6〜8週齢の豚に認められる。
このサーコウイルス2型は、鶏貧血ウイルス(CAV)の原因となるサーコウイルスに類似している。
このウイルス群は最も小さいウイルスの1つであり、多くの消毒薬に対して耐性を示す。
諸臓器の機能低下、免疫力低下等を引き起こすため、他の疾病群との合併症が問題になっている。
しかし、ウイルスの性質や感染、発病、免疫のメカニズム、発病症状等、まだ解明されていない部分が多い。
カナダ、アメリカ、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、デンマーク、オランダ、北アイルランド、メキシコ、日本等多くの国で発病が確認されている。

症状:

PWMSの臨床症状は、体重が減少し、被毛粗剛となり、しばしば呼吸器症状が認められる。
貧血や黄疸を呈する場合もある。多くの場合、リンパ節が腫脹し、しばしば触診が可能となる。
その他にも下痢、腎不全、皮膚炎、胃潰瘍等、その症状は多岐にわたり、全体の免疫力が低下することもあり、様々な合併症状を引き起こす。
斃死率は7%〜18%で、感染から発病までの進展が遅く、感染期間も長い(12ヶ月〜18ヶ月)こともあり、他の疾病との識別が難しく経済的被害も大きい。

対策:

その農場毎の症状に合った対策を行うことが必要です。

(1)飼養管理、飼養環境等の改善。
⇒飼育密度の低下、飼養ロット(日齢)の幅を大きくしない。
ストレス防止、種豚の一元化、オールイン・オールアウト等。
(2)PWMS以外の疾病群の対応。
(3)感受性消毒薬を的確なプログラムで使用。
(4)ワクチン接種

診断:

  • ・PCR法による遺伝子診断
  • ・リアルタイムPCRによる遺伝子診断
  • ・間接蛍光抗体法(IFA)

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