鶏ウイルス性腱鞘炎/関節炎

鶏ウイルス性腱鞘炎/関節炎とは

病名:鶏ウイルス性腱鞘炎/関節炎
病原体: Arian orthoreovirus

疫学・症状:

  • (1)4〜7週齢のブロイラーに多発
  • (2)不顕性感染が多い
  • (3)跛行または起立不能
  • (4)発育不良及び不揃い。
  • (5)足関節の腫大、出血

病理組織検査:

  • (1)腱及び腱鞘の非化膿性炎
  • (2)腱鞘及び周囲組織における線維素結合組織の増量

診断:

  • (1)蛍光抗体法:腱及び腱鞘からの特異抗原を検出
  • (2)ウイルス分離:CK細胞で融合性CPEの確認
  • (3)発育鶏卵法:漿尿膜上接種でポックの形成を確認する。
  • (4)PCRによる同定

予防・治療:

  • (1)ワクチンによる予防
  • (2)部外者の立ち入り禁止
  • (3)資材の持ち込み時は消毒の徹底

類症鑑別:

鶏ブドウ球菌症、鶏大腸菌症、鶏の呼吸性マイコプラズマ病など

youtube