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食環研コラム

封入体肝炎(IBH)

鶏封入対肝炎について

病名:鶏封入対肝炎 inclusion body hepatitis :IBH
病原体:avian adeno virus:AAV

疫学・症状:

  • (1)3〜7週齢の肉養鶏に多発する。
  • (2)致死率は通常20%以上となる。
  • (3)他の病原体の関与が発病の誘因となることが多い。
  • (4)不顕性感染が多い。
  • (5)ほとんどの場合が急死する。
  • (6)貧血を呈することがある。
  • (7)白色水様下痢便や軟便を排出
画像_鶏封入対肝炎01 画像_鶏封入対肝炎02 画像_鶏封入対肝炎03

病理検査:

  • (1)肝の出血性変化、幹細胞の著しい変性と核内封入対。
  • (2)小葉性胆管の増生及び偽胆管形成

剖検:

  • (1)肝の腫大、黄色化、脆弱化、点・斑状出血、点・斑状の白色病巣
  • (2)骨髄の退色(貧血例)

診断:

  • (1)PCRによるウイルス確認
  • (2)蛍光抗体法
  • (3)AGP法
  • (4)細胞培養によるウイルス分離法・・・CK細胞法により円形のCPE及び核内封入対の確認
  • (5)発育鶏卵によるウイルス分離法・・・CAM,CAC,YS接種による。

予防・治療:

  • (1)信用のおけるふ化場の雛を導入する。
  • (2)本病が多発する傾向のあるふ化場からの雛の導入はできる限りしない。
  • (3)総合ビタミン剤の投与

類症鑑別:

急性中毒・鶏貧血ウイルス病・伝染性ファブリキウス嚢病

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