【異物検査】セマダラコガネ-虫の同定トレーニング88

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
 
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
セマダラコガネ①
 
セマダラコガネ②
 
コウチュウ目コガネムシ科のセマダラコガネと考えられます。
セマダラコガネは日本全土で見られ、初夏から夏にかけて成虫が発生します。
体長は8~14mm前後です。
触角の先端三節が大きく平たい形状に発達しており、広がると三叉のように見えることが特徴です。
閉じた状態でも変わった形状をしていることが確認できます。
 
セマダラコガネ③
 
セマダラコガネは日本全土に見られる普通種で、国内でも農業害虫として知られていますが大きな被害となることはありません。
ただし、移入先のアメリカなどでは芝生やトウモロコシ、サトウキビなどに甚大な被害を与え、「オリエンタルビートル」と呼ばれています。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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