夏こそ食べたいスパイシーなカレー!でも食中毒には要注意!

汗をかきながら食べるスパイシーなカレー、夏の最高のご褒美!夏バテ気味でもカレーならと食べやすいのではないでしょうか?
でもこの暑い時期のカレーは食中毒になりやすいです。
このコラムでは夏のカレーがなぜ危険なのかと安全に食べる方法をご紹介します。
 

カレーは「ウェルシュ菌」という食中毒菌が繁殖しやすい料理です。特に常温での長時間放置が危険!

 
ウェルシュ菌とは?
◆ 特徴

項目内容
正式名称Clostridium perfringens
好む環境酸素が少ない場所(嫌気性菌)
熱への強さ100℃でも死なない芽胞を作る
増殖温度帯20~50℃(特に30~40℃で急増)
潜伏時間食後6~18時間程度
主な症状腹痛・下痢(発熱や嘔吐は少なめ)
原因食品大量調理のカレー、シチュー、煮物など

 

カレーでの感染が多い理由

  • 煮込み料理は中心部が冷めにくい
  • 鍋のまま放置すると、ウェルシュ菌が増殖しやすい温度帯に長時間。
     

  • スパイスや加熱で油断しがち
  • 通常の加熱では芽胞が残り、再加熱しても死なないことも。
     

  • 酸素が少ない「とろみ」も危険
  • カレーのようにドロッとした料理は菌が増えやすい環境。
     
    夏のカレーによる食中毒対策として、以下のポイントがとても重要です。
     

    夏のカレー食中毒対策ポイント
    1. 作ったらすぐ冷ます!
    常温で長時間放置せず、粗熱をとったらすぐ冷蔵庫へ。
     
    2. 保存は小分けに!
    一度に大量保存せず、小分けして冷やすと冷却効率アップ。
     
    3. 再加熱はよく混ぜながらしっかり!
    中心までグツグツ沸騰するまで加熱(75℃以上、1分以上が目安)。
     
    4. 鍋のまま保存しない!
    鍋は温度が下がりにくく、菌が繁殖しやすい。保存容器に移すのが◎。
     
    5. 保存は2日以内が目安!
    長期間保存せず、早めに食べきる。

     
    美味しさと安心を両立!
    スパイス香る夏のカレーは食欲の味方。
    だけど「ウェルシュ菌」などの食中毒菌は油断大敵!
    「美味しく安全に」が、夏のカレーの新ルールです。
     
    弊社では、食中毒の原因となる検査を行っております。
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