ドライとウェットどちらが良い?キャットフードの特徴と賢い使い分け
キャットフードは「ドライかウェットか」ではなく、愛猫の年齢・体調・嗜好に合わせた組み合わせが最適です。
ドライフードの特徴
ドライは保存性とコスパ、栄養密度に優れ、計量しやすく主食に適しています。噛む刺激で歯垢付着を抑える効果も期待できますが、水分含有量は約10%と少なめ。飲水量が少ない猫では尿が濃くなりやすいため注意しましょう。開封後は密閉して湿気と酸化を防ぎ、1か月を目安に使い切るのが理想です。
ウェットフードの特徴
ウェットは水分70%以上で自然に水分補給ができ、嗜好性が高く食欲不振時やシニア猫に有効。咀嚼負担が少ないのも利点です。一方で保存性が低く、開封後は早めに食べ切りが必須。コストはドライより高めなので、使い方の工夫が求められます。
おすすめの使い分け
実践しやすいのは「朝はドライ、夜はウェット」のハイブリッド運用。ドライを主食に据えつつ、1日1回ウェットを取り入れるだけで総水分量が底上げされ、泌尿器・腎臓のケアにもつながります。
切り替えと管理のコツ
フードの切り替えは3〜7日かけて徐々に比率を変更。「総合栄養食」表示を確認し、月1回の体重測定で給餌量を微調整しましょう。衛生面では、ドライは冷暗所で密閉保管、ウェットは小分け冷蔵して当日中に。口腔ケアは歯磨きやデンタルガムなどを別立てで併用すると効果的です。
まとめ
鍵は使い分けと継続。まずは今晩、いつものドライに小さじ1〜2のウェットをトッピングし、食べ具合と便の状態を観察。愛猫のライフステージと体調に合わせ、無理なく続けられる比率を見つけましょう。
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