【食中毒】栗きんとん 京都府菓子店 黄色ブドウ球菌

10月17日、京都府京都市の菓子製造会社が製造し、千葉県内の百貨店で販売された栗きんとんを食べた20~80歳の男女27人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。
菓子の残品や製造施設の設備、および発症者1人と調理者2人の便などから黄色ブドウ球菌が検出されたことから、食中毒と断定されました。
菓子製造会社は10月17、18日の2日間営業停止となっています。
発症者らは入院をしておらず、快方に向かっているとのことです。

 

黄色ブドウ球菌は、人間が菌を保有し、食品を汚染する可能性があることが知られており、特に傷口のある方々は注意が必要です。
食品の取り扱いにおいて、素手を避け、マスクおよび帽子の着用、人間からの汚染を防ぐ対策を徹底することが基本です。
また、黄色ブドウ球菌が産生する毒素は高温で分解しづらいため、調理後の温度管理も重要です。

 

過去に発生した黄色ブドウ球菌を原因とする食中毒には、以下の事例があります。下記記事もあわせてご覧ください。
【食中毒】黄色ブドウ球菌 そぼろ丼 埼玉
【食中毒】黄色ブドウ球菌 おはぎ 群馬桐生
【黄色ブドウ球菌】食中毒 キッチンカー焼きそば 千葉
【黄色ブドウ球菌】集団食中毒 うなぎ弁当 横浜市
 

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