アストラゼネカ社の株価下落

 欧州では、新型コロナウイルス第2派が猛威を振るっていると連日報道されております。
目に見えない敵、そして終わりの見えない戦いはどのような局面を迎え、我々が待ち望んでいる有効な武器の登場はいつになるのか。
現在、新型コロナウイルスに対する「抗ウイルス薬」としては、日本でも承認された「レムデシビル」がありますが、他にも以下の様な候補薬があります。

・デキサメタゾン(日医工など)
・ファビピラビル 商品名アビガン (富士フィルム富山化学)
・シクレソニド (帝人ファーマ)
・イベルメクチン(MSD)

 日本の企業の名前があると誇らしいですね。

 また、もうひとつの有効な武器である「ワクチン」はどうでしょうか。
現在、Phase3試験(治験はPhase1~Phase3までの3相ありステップUPしていく)まで進んでいるワクチンは世界で10種存在しております。(WHO:2020年10月2日時点)
J&J、ファイザー、アストラゼネカ、モデルナなどよく耳にする会社ですね。

 しかし、重篤な有害事象の発生により試験を一時中断するケースも出ています。アストラゼネカは9月、英国で被験者1人に有害事象が出たとして、全世界で試験を一時的に中断。独立委員会の評価を経て、世界各国で再開されていますが、米国では中断したままですが、週内には再開との情報もあります。ジョンソン・エンド・ジョンソンも10月12日、被験者1人に原因不明な症状が出たとして、日本でのPhase1試験を含むすべての試験で投与を中断したと発表しました。

 

 そして、つい先日ブラジルで行われているアストラゼネカのPhase3試験では被験者の死亡例が出たとの報道を受け同社の株価が大幅に下がる影響が出た。
その後の情報では死亡した被験者はワクチン接種群(試験群)ではなく、ワクチン接種をしていないコントロール群(対照群)であったとの事で試験は継続されるとの情報が飛び込んできました。

 新型コロナウイルスに有効なワクチンと抗ウイルス薬の登場はいつになるのか。
有効な予防法と治療法の確立が熱望されます。


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