【JFS-B規格】FSM23:製品のリリース

今回は、『JFS-B規格 FSM23:製品のリリース』について、説明いたします。
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FSM23の要求事項は、「組織は、製品リリース(出荷)に当たって適切な手順を定め、実施しなければならない。」となって、具体的な考え方は以下のようになっております。
 
製品リリースの手順
1. リリースするための手順に含む内容は以下のとおりである。
 1) 出荷する製品が製品仕様書に適合しているか確認する
 2) 製品仕様だけでなく、工程管理が適切にできていることを確認する
2. リリースするにあたり予め下記の内容が確認されていること
1) リリース手順が最新のものであり、従事者が利用可能となっている
2) 原料、材料、添加物、包装材料、再生品、手直し品及び最終製品の仕様が明確になっている
3) 最終出荷の判断者が明確になっている。
4) 出荷する製品が製品仕様書に適合し、かつ工程管理が適切に実施されていたことを確認する手順が実施されている
 
ここでいう「リリース」とは、GFSI(Global Food Safety Initiative)の基準に基づいています。ここでは、「日々の出荷」を意味しており、新商品や限定販売も含め、製造された商品を出荷する際に適用される用語になります。
また、最終出荷の判断者を明確にする必要がありますが、ただ枠を添えて出荷者サインをすればよいというわけではありません。出荷判断ができる力量を備えたうえで、最終出荷の判断者という位置付けがあって初めて、「最終出荷の判断者」ということになります。
 
次回はFSM24についてです。
>>JFS-B規格 FSM24
 
JFS規格の概要はこちら → 『JFS-A/B規格コンサルティング・適合証明
 
 

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