【JFS-B規格】FSM24:不適合品の管理
今回は、『JFS-B規格 FSM24:不適合品の管理』について、説明いたします。
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>>【食品コンサルティング】
本要求事項は、
組織は、原材料(容器包装資材を含む)、半製品、仕掛品、再生品、手直し品及び最終製品について、
安全性に問題が出てくる可能性があるものは使わず、出荷しないためのルールをつくり、それを実施していなければならない。
となっております。
原材料(容器包装資材含む)、半製品、仕掛品、再生品、手直し品及び最終製品について、安全性に問題がでてくるものは不適合の扱いとする為、
組織は、責任者を決定し、手順に基づいた管理を行い、不適合となったものが意図しない利用や誤出荷しないように管理をする必要があります。
1)各工程において不適合の発見をするために、事前の製造手順や検査手順をしっかり決めておくことが効果的です。
2)不適合は製造や検査手順による発見以外にも、顧客の苦情から発見されることなども考えられます。
3)発見された不適合品は、誤って使用できないよう、明確な識別や隔離などをおこなう必要があります。
4)不適合品は廃棄または修正(再加工、手直しなど)を実施します。再加工、手直しをする場合に、これらに対して手順を定めておくと効果的です。
5)その後、再び不適合品を出さないよう再発防止が必要な場合は「FSM25 是正処置」を実施します。
不適合が発見されるということは悪いことだと認識すると、現場から報告が上がりにくくなるので、不適合が発見できる工程管理ができているという認識を持つことが大切です。
また、今までの事例を踏まえ、予想も加えて、自社内においてどのようなものが不適合品となるのか周知しておくことも不適合品の発見に繋げるための重要な対策となります。
次回は、FSM24とも関連の深い「FSM25 是正処置」です。
>>JFS-B規格 FSM25
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