SFTS(重症熱性血小板減少症候群)感染者増加 ヒトからヒトへの感染も

近頃、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染事例が増加しています。
SFTSは、マダニがウイルスを媒介する感染症であり、マダニは主に森林や草地に生息し、春から秋に活動が盛んになります。
感染経路はマダニに刺されることや、ペットを介した感染、また2023年4月には国内で初めて「ヒトからヒト」への感染が確認されました。
SFTSの感染届け出数は、日本で初めて患者が確認された2013年以降増加傾向であり、2023年には過去最多の133人となりました。

ヒトからヒトへの感染も明らかに

2023年4月、国立感染症研究所によると、20代の男性医師がSFTSに感染した患者を診察した11日後に発熱や下痢などの症状を訴え、その後SFTSへの感染が確認されました。
診察をした患者と男性医師のウイルスが同じものであると考えられることから、「ヒトからヒト」への感染例と診断されました。
医師が患者を診察する際、初めはマスクのみの着用であり、患者が死亡した後の処置では、手袋やガウンなどを着用したものの、目を覆うアイガードはしていなかったとのことです。

 

感染地域も拡大へ

2013年に国内で初めてSFTS感染が報告されて以降、感染は宮崎県や愛媛県、山口県など西日本が中心でしたが、感染地域は徐々に拡大しています。
猫や犬といったペットを介した獣医療従事者への感染、飼い主への感染事例も増加しています。

 

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