新型コロナウイルス オミクロン株について

オミクロン株は何なのか、現時点でわかっていることをまとめました。

<オミクロン株が発見された経緯について>
2021年11月11日に新型コロナウイルスの新しい変異株である「オミクロン株」が
南アフリカのボツワナで初めて検出され、11月26日にWHOはこれをオミクロン株として「懸念される変異株」に位置づけました。
南アフリカの中でも「ハウテン州」では検査される検体の半数以上が「オミクロン株」であることから保険省は南アフリカ共和国ハウテン州は「オミクロン株」が主流になっていると推定しています。
この地域はこれまではデルタ株が広がっていた地域であり、デルタ株から置き換わって広がっていることから、オミクロン株はデルタ株よりも感染力が強い可能性が指摘されています。
今では南アフリカだけではなく、香港やカナダ、イスラエル、日本などこのオミクロン株はすでにアフリカの他の国々にも広がっています。

<オミクロン株の感染力は?>
オミクロン株についてまだ十分にわかっていないことが多いのが現状です。
南アフリカ共和国でも「デルタ株」から置き換わっていることから「デルタ株」よりも
さらに感染性が強くなっている可能性がありますが、
南アフリカ共和国では感染者のうち新型コロナウイルスの遺伝子配列まで調べられている割合は一部であることから、特定のクラスターに偏っている可能性もあり、
現時点では「デルタ株よりも感染力が強いか」を結論づけることはできません。

<英国で4割超がオミクロンに>
英国では2021年12月13日、ロンドンにおける新規感染の44%超が「オミクロン株」を占めており、48時間以内に主流になると英国のジャビド保険相が13日発表しました。
同日までに「オミクロン株」で初の死者が1人初めて確認され、
ジャビド氏はオミクロン株など「速く感染拡大した新型コロナの変異種はない」と述べています。

このコラムが少しでも参考になれば幸いです。

<参考文献>
南アフリカから見つかった新規変異株「オミクロン株」 現時点で分かっていること
ロンドンでの感染、4割超がオミクロン 「48時間以内に主流に」

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