【異物検査】コオロギ-虫の同定トレーニング45
※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
観察された特徴からバッタ目コオロギ科の仲間と推察されます。
コオロギは、黒色や茶色のものが多く、頭部には長い触角、長く太く発達した後脚、雌は長い産卵管を持っています。
雄のコオロギの翅は鳴くことに適した形になっており、左右の形が異なった前翅をこすり合わせて振動させることで音を出しています。また、鳴き声はコミュニケーションの一つとされており、縄張りの主張や雌への求愛など鳴き声の種類によって意味が異なります。
コオロギは将来の食糧問題解決の一つとして注目されており、たんぱく質やミネラルが豊富に含まれていることから、研究や商品化に向けての取り組みが進んでいます。
弊社の異物検査では虫の種類の特定やカタラーゼ試験による混入のタイミング(加熱の有無)の推定が可能となっております。その他、異物の種類に応じた検査も行っております。
是非、ご利用ください。
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