ガラス体積計|JIS規格に基づくガラス体積計の重要性

はじめに

ガラス製の実験器具のうち、液体の体積を精密に測り取るものをガラス体積計と言います。
ガラス体積計には、日本産業規格(JIS R3505-1994)にて種類や規格等が規定されており、ビュレット、メスピペット、全量ピペット、全量フラスコ、首太全量フラスコ、メスシリンダー、乳脂計があります。
 
ガラス体積計
 

日本産業規格(JIS)とは

JISはJapanese Industrial Standardsの略語で「日本産業規格」のことを表します。国内産業の標準化を目的として「産業標準化法」により制定された国家規格です。自動車や電化製品などの産業製品生産に関するものから、文字カードやプログラムコードといった情報処理、サービスに関する規格などもあります。
一般に「標準(=規格)」は任意のものですが、法規などに引用された場合は強制力を持ちます。標準化の意義は、自由に放置すれば、多様化・複雑化・無秩序化してしまうモノやコトについて、

  • 経済・社会活動の利便性や相互性の確保
  • 生産のコストダウン
  • 公正性を確保
  • 開発のスピードアップ
  • 安全や健康の確保
  • 環境保全への配慮
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    上記の観点から、技術文書として国レベルの「規格」を制定し、工業製品の統一や単純化をすることです。
     
    ガラス体積計身近な例
     
    参考文献
    1. ガラス体積計:AGCテクノグラス株式会社
    2. ガラス体積計写真:AXEL >>アズワン
    3. JISとは:JSA GROUP 日本規格協会グループ
     
     

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