HACCP制度化から約3年経過、ステップアップしてみませんか?

HACCPのステップアップ

日本で令和3年6月1日にHACCPに沿った衛生管理が制度化されてから、早くも3年が経つとしています。記録の書き方などにもだいぶ慣れてきたのではないでしょうか。
衛生管理に関する取り組みであるHACCPですが、認証には様々な種類があり、地方自治体や業界団体が認証するもの、民間審査機関が認証するISO規格やJFS規格などがあります。
 

ISOについて

「ISO~」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。このISO、実はネジやカードのサイズなど、色々な国が好き勝手に決めて困ってしまう状況にならないように、国際的に通用する規格を決めている組織です。正式名称は International Organization for Standardization(国際標準化機構)といい、略称してISOと呼ばれます。ISOのHPによると現在170か国が参加しており、規格の制定や改定は参加国の投票によって決まります。
ISOが扱う規格には、製品そのものを対象とする「モノ規格」と組織の品質活動や環境活動を管理するための仕組みを対象とする「マネジメントシステム規格」があります。食品安全に関するものには、フードチェーン全体を対象とする食品安全のマネジメントシステムであるISO22000や品質マネジメントシステムであるISO9001(食品に限らない)などがあります。ISO22000は、HACCPの内容とマネジメントシステムの要素が組み合わさった規格となります。
 

GFSI認証について

GFSIは、Global Food Safety Initiative略で、世界的に展開する食品企業が集まった非営利組織になります。この組織は、食品の安全向上・消費者の信頼強化のため、世界各国に存在している食品安全マネジメントシステム規格の中で適合する規格の承認をしています。
GFSIに承認された規格には、日本発のJFS規格の一つであるJFS-C規格やISO22000をベースにしたFSSC22000などがあります。
 
弊社では、食品のコンサルティングや検査だけでなく、JFS規格の適合証明監査も行っております。JFS規格を導入・運用して「食品安全のレベルをあげたい」などのご要望がございましたら、ぜひご相談ください。
 
 

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