【異物検査】クビキリギス-虫の同定トレーニング73

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
食品検査課のasnmです。
 
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
クビキリギス①
 
クビキリギス②
 
バッタ目キリギリス科のクビキリギスと考えられます。長い産卵管があることから、メスの個体と考えられます。
クビキリギスは本州に生息するバッタ目の中では大型の部類で、全長が60mmを超す個体も見られます。
成虫で越冬した後、春に繁殖して秋に羽化します。
コムギを食害することで知られていますが、大規模な被害を及ぼすことは少ないようです。
 
弊社周辺にはコムギを栽培している圃場が多いため、そちらから移動してきた個体かもしれません。
成虫は大型のため異物混入の原因にはなりにくいと考えられますが、羽化前の幼虫は小型のため注意する必要があると考えられます。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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