検便検査ってどんなところでしているの?(衛生検査所の紹介)
皆さんは検便検査がどんな施設で行われているかご存じですか?
食環境衛生研究所で受け入れている便の検体は、「衛生検査所」と呼ばれる場所で検査をしています。
衛生検査所とは、「臨床検査技師等に関する法律」(昭和33年法律第76号)に基づき、人の血液、喀痰、便、細菌、ウイルス、遺伝子、酵素などの検体検査をする施設です。所在地の都道府県知事へ申請し、認定を受けたのちに登録されます(登録衛生検査所とも呼ぶ)。これにより、検査の信頼性が保証できる施設であると言えます。
当衛生検査所では、
・便の検体を用いて微生物学的検査(原因菌を検出する)
・遺伝子学的検査(PCRで遺伝子を調べる)←新型コロナ検査など
・寄生虫学的検査(寄生虫の有無や形態を顕微鏡で調べる)の3つの検査を行っており、自動懸濁機による検体の前処理、独自の情報システムによる検体情報の厳重な管理など、最先端の技術を用いて検査をしています。
サルモネラ・赤痢・腸管出血性大腸菌、ノロウイルスなど、食中毒の原因菌となる細菌やウイルスの健康保菌者スクリーニングを目的としているため、医療機関を介さずに法人様・個人様の検体を全国各地から受け入れています。
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『検便検査(ノロウイルス含む)』については、こちらをご確認ください。
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