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食環研コラム

カンピロバクターとギランバレー症候群

「女優の大原麗子さんが病死」という訃報記事を目にしました。大原麗子さんといえば、サントリーのCMが今でも鮮烈に記憶にあり、その記事に「大原麗子さんは29歳からギランバレー症候群という難病に苦しんでいました。」という内容がありました。あのCM中もそんな難病と闘っていたのだと驚きました。

ギランバレー症候群とは急速に腕や脚の筋力が低下し歩行障害などを引き起こす病気で、昨年6月には俳優の安岡力也さんが、同3月には川口順子元外相もかかっているそうです。このギランバレー症候群のはっきりとした原因は不明だそうですが、この病気に先立って、サイトメガロウイルス等のウイルスやカンピロバクター等の細菌の感染が認められている報告があるそうです。

カンピロバクターといえば、食中毒を起こす病原菌です。微好気性といって、酸素が少しある環境を好み、酸素が十分にある通常の大気や、逆に酸素が全くない環境では増殖できません。生息場所はウシ、ブタ、ヒツジ、ニワトリ、イヌ、ネコ、ハトなどの動物の消化管内で、これらの動物のふん便から検出されることがあります。少しの菌で食中毒が起きることが、カンピロバクター食中毒の特徴の一つです。

主な症状は、下痢、腹痛及び発熱で、他に倦怠感、頭痛、めまい、筋肉痛などが起こることもありますが、比較的予後は良好です。初期症状は風邪と間違われることもあります。厚生労働省の食中毒発生調査で、平成19年においては、発生件数416件(原因別代1位)、患者数2396人(原因別代4位)、平成20 年においては、発生件数509件(原因別代1位)、患者数3071人(原因別代2位)となっており、年々増加傾向にあります。

食中毒になった人が食べたものを調査した結果から、鶏肉がカンピロバクター食中毒の発生に関与している例が多いということがわかっています。恐らく、「鶏肉の加熱不足」「鶏肉に付着していた菌が、調理器具や手指を介して他の食品に付着し、それを摂取した」「生または生に近い状態の鶏肉を食べた」ことが直接の原因であると思われますが、東京都が感度の高い検査方法を用いて調査したところ、流通している鶏肉の4割から6割にカンピロバクターが付着しているとの報告もあります。

2006年にWHOで「安全な食品への5つのカギ」が発表されました。5つのカギとは「清潔に保つ」「生の食品と加熱済みの食品をわける」「よく加熱する」「安全な温度に保つ」「安全な水と原材料を使用する」です。この中の「安全な水と原材料を使用する」に対し、4割から6割の陽性率という内容は今後放置出来ない問題であると思います。今の状態では、今後、ギランバレー症候群という難病が身近な問題となる可能性がありますね。



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