【異物検査】アカハネムシ メス-虫の同定トレーニング79

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
食品検査課のasnmです。
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
アカハネムシ メス①
 
アカハネムシ メス②
 
コウチュウ目アカハネムシ科のアカハネムシと考えられます。触角の形状から、メスの個体と考えられます。
アカハネムシは日本全土に生息し、本州では4~6月にかけて発生します。
アカハネムシ科はコウチュウ目ではありますが翅が比較的柔らかいという特徴があります。
 
アカハネムシ科の特徴的な体色や触角の形状は、毒を持っているベニボタル科に擬態していると考えられています。
このように、毒を持たない生物が毒を持つ生物に擬態することをベイツ型擬態と呼びます。
アカハネムシ科は毒を持たないため、異物として混入してしまっても人体への影響は少ないと考えられます。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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