ノロウイルス(感染性胃腸炎)の流行期到来|25/26シーズンの発生状況と対策について
感染性胃腸炎は年間を通して感染しますが、冬は特にノロウイルスによる感染症や食中毒が増加するため、注意が必要です。
国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイトによると、2026年第2週(1月5日~1月11日)の感染性胃腸炎の1医療機関あたりの感染者数は、沖縄県を除く全ての都道府県で前週比を上回っています。

出典:NHKニュース
群馬県は全国平均5.78人のところ、12.24人を記録しており、全国ワースト1位となっています。また、昨年の同時期よりも大きく感染者が増加しています。

出典:群馬県ホームページ
ノロウイルスによる感染性胃腸炎の感染経路や対策を今一度学び、流行シーズンを乗り越えましょう!


目次
ノロウイルスとは
ノロウイルスはカリシウイルス科ノロウイルス属の1本鎖RNAウイルスであり、感染性胃腸炎の原因となるウイルスです。ノロウイルスはGIからGVの遺伝子群に分類されています。このうち、ヒトに感染するのはGI、GIIおよびGIVの3つの遺伝子群で、ヒトの感染症や食中毒から検出されるノロウイルスの大半はGIとGIIに属しています。それぞれ多数の遺伝子型が存在するため、生涯に何度も感染する可能性があります。
診断は、便などからの迅速診断キットによる抗原検出やウイルス遺伝子の検出によって行います。
感染経路・症状
経口感染
吐物や排泄物から飛散したノロウイルスが付着した食品の摂取により感染します。ウイルスに汚染した水や食物(生牡蠣などの二枚貝や生野菜)を十分に加熱していない状態で食べることでも起こります。ノロウイルスは食中毒の原因微生物としても知られています。
エアロゾル感染
吐物や排泄物が乾燥し、舞い上がったウイルス粒子のエアロゾルを吸い込むことにより感染します。
潜伏期間は1から2日程度で、嘔吐や下痢、腹痛などの胃腸炎症状を起こします。嘔吐があるとき、そして体調が回復してからの数日間は十分感染力があり、ウイルス排泄は消化管から4週間以上続くこともあるので、注意が必要です。
通常は発症1~2日程度で改善し、後遺症もなく経過しますが、高齢者や5歳未満、特に1歳未満の小児、免疫不全患者では重症化する恐れがあります。
予防・対策
食品の十分な加熱
食品は通常の食中毒予防の温度(75℃)より高い85℃以上で1分以上十分に加熱してあれば感染源とはなりません。
手洗いや調理器具の洗浄、消毒
ウイルスが付着した手指や調理器具からの感染を防ぎましょう。ノロウイルスはアルコール消毒が効きにくいため、流水と石鹸を用いる必要があります。
吐物・便などの処理、汚染された衣類等の消毒
マスク、手袋、ガウンを装着し、ウイルスが飛散しないように素早く適切に処理しましょう。次亜塩素酸ナトリウム消毒や加熱処理などが有効です。
治療
特異的な治療はなく対症療法が中心です。基本的には脱水に対して、軽症であれば経口補液の摂取、中等症以上であれば補液などの対症療法を行いましょう。
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参考ページ
>>感染性胃腸炎の感染者数の推移・全国比較 最新ニュース|NHK
>>感染性胃腸炎|群馬県ホームページ(衛生環境研究所)
>>ノロウイルスとは|国立医薬品食品衛生研究所
>>ノロウイルス感染症|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
>>ノロウイルス感染症(Norovirus infection)|日本感染症学会