リステリア菌中毒とは?|冷蔵庫などの低温の環境でも増える!?

「冷蔵庫に入れてあるから大丈夫。」なんて思っていませんか?
実は、冷蔵庫の中でも増える食中毒があります。それが「Listeria monocytogenes(リステリア・モノサイトゲネス)」です。
多くの食中毒菌は暑い時期に増えますが、リステリアは低温でも増えることができる珍しい食中毒菌です。
 

リステリアとは?

Listeria monocytogenesとは、土や水といった自然界に広く存在する細菌で、最大の特徴は、4℃前後の低温でも増殖できることです。
食品の製造・加工・流通の過程で混入することもあり、加熱せずにそのまま食べる食品(ナチュラルチーズ・生ハム・スモークサーモンなど)から検出されることがあります。また、長期保存していた未加熱摂取食品や、開封後冷蔵庫でしばらく経った食品等も注意が必要です。
 

主な症状

  • 発熱
  • 倦怠感
  • 筋肉痛
  • 下痢
  • 頭痛

リステリア菌に感染すると、数日~数週間の潜伏期間を経て、風邪や軽い胃腸炎のような症状が現れることがあります。
症状が軽いため、リステリア菌の感染に気付かないケースも少なくありません。
 

なぜ注意が必要??

健康な人であれば軽症で済む場合もありますが、妊婦さんや高齢者、免疫力が低下している人では、菌が体のいたるところへ広がり、敗血症や髄膜炎など重い症状を引き起こすことがあります。
特に妊婦さんが感染した場合、本人の症状が軽くても、胎児に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
 

予防のポイント!

☑野菜等は食べる前によく洗う
☑期限内に食べ、開封後は期限に関わらず早く食べきる
☑手指や調理器具などを清潔に保つ
☑冷蔵庫は万全ではないことを覚えておく
☑冷凍保存する
☑加熱してから食べる
 
リステリア菌対策では、「低温でも増える菌がある」ということを知ることが何よりも重要です。
正しい知識で日常の小さなリスクを減らしていきましょう。
 

食環研では

食環研ではリステリア菌に対する殺菌・抗菌効果試験等も対応可能です。
ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
 

 
食品の規格確認から、品質管理、クレーム原因解明、食中毒予防策まで、様々な用途に使える微生物(細菌・ウイルス)検査もやっております。
 

 

youtube