野生キノコについて

気候が急に秋めいてきたこの頃、秋野の山にキノコ狩りに出かける方も多いかと思います。
そんな中で注意したいことがいくつかあります。
全く無害といった食品は世の中には無いものと思います。食べ過ぎればどんな食材でも身体には影響を及ぼします。
適切な知識をもって、自分の食べるもの、家族が食べるもの、見極めて行ける知識をみんなで共有していけたらと思います。
 

毒のあるキノコに注意

毎年のように、食べられるキノコと間違って毒のあるキノコを食べてしまう例が発生しております。
見た目で判断できるものと、判断が難しいものがあります。
気候温暖化のせいで植生が徐々に変化しつつある昨今、いままで自生していなかったものが生えてきている事例もあります。
自分で採取する場合はくれぐれもご注意ください。
 

一部に残る残存放射性物質

地域限定ですが、現在でも地面に残る放射性物質の残存が確認される場所があります。以前ホットスポットと呼ばれた場所などが該当します。
関東でも山間部の谷底になっているような場所や、かつて沼底であったような場所の一部にそのような場所が点在するようです。
野生のキノコは地面から直接発育するものが多いので、地面の養分も多く吸収します。
最近ではほとんど聞かれなくなりましたが、まだ全ての地域が0ではありません。
原発事故から10年以上たった現在でも地中掘り下げた場所にはある程度の放射性物質が残存していると思われます。
少量摂取であれば問題ないとも言われますが、採取時には念のため注意してください。
 

野生動物及びその糞

これはキノコに限定するものではありませんが、野生動物の中には人や家畜動物に対して有害な微生物を保有していることがあります。
また野生動物そのものが人に危害を加えることもあります。
野生動物の領域をむやみに侵さない、むやみに接触しないことが、自然を守ることにもつながり、我々の生活を守ることにもつながります。
野生動物を見かけたり、その糞便などを見かけた場合は出来るだけ近づかない、触れないようにお願いいたします。
 
 

関連リンク

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>>群馬県 傷病鳥獣の取り扱いについてはこちらをクリック!
>>群馬県 希少野生動植物の種の保護に関する条例はこちらをクリック!
>>厚生労働省 動物由来感染症を知っていますか?はこちらをクリック!
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