肺がんのリスクを高める?アスベストとタバコの関係とは?

アスベスト(石綿)は国際がん研究機関(IARC)によって発がん性物質分類でグループ1(発がん性がある)と位置付けられています。
肺細胞に取り込まれた石綿繊維の物理的刺激により肺がんが発生すると考えられており、アスベスト(石綿)吸入からおおむね40年前後の潜伏期を経て、肺がん、といった健康障害が起きます。
肺がんの発症リスクを高める要因で、喫煙があげられますが、アスベスト(石綿)と両方のばく露を受けると肺がんのリスクは相乗的に高まるとされています。
疫学調査で、喫煙しない人の肺がんのリスク(危険性)を1とすると、喫煙はしないがアスベスト(石綿)を吸入した人は5倍、喫煙者は10倍の肺がんリスクがあり、喫煙者がアスベスト(石綿)を吸入した場合は、約50倍の肺がんリスクになるという報告があります。
アスベスト(石綿)を扱う作業等に従事していた方は、発がんのリスクを高めることになるので、たばこは吸わないようにしましょう。
 
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