【異物検査】ヒシバッタの一種-虫の同定トレーニング82

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
食品検査課のasnmです。
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
ヒシバッタ①
 
ヒシバッタ②
 
バッタ目ヒシバッタ科の一種と考えられます。
ヒシバッタ科は日本全国で見られるバッタで、バッタ目の中ではかなり小型です。
小型ではありますが、マメ科やイネ科の牧草を食害する種類のヒシバッタも存在しています
ヒシバッタの仲間は種内でも体色の変異が大きいため、種の同定が難しいとされています。
 
小型のバッタであるため、野菜類などに混入したまま見過ごされ、異物として見つかる可能性は充分考えられます。
日本国内に生息するバッタは毒を持たないため、バッタが混入した食品を食べてしまっても健康被害に繋がる可能性は低いと考えれます。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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