新型コロナ 変異株「ニンバス」|マスクはするべき?正しく着用して防ごう
新型コロナウイルスの終息や、夏の酷暑によりマスクを着用される方が減ってきました。
そんななか、現在、全国の新型コロナウイルスの感染者数が8週連続で増加しており、「ニンバス」とよばれる新しい変異株の出現もあり、再び感染拡大が懸念されています。
新型コロナウイルスの感染予防としては、感染者数がピークであった数年前と変わらず、手洗い・うがい・こまめな換気・マスク着用・密の回避などが重要となります。
目次
マスク着用が推奨される場面は?
令和5年3月13日以降、マスクの着用は個人の判断が基本となりました。
一方で、近頃の変異株「ニンバス」の出現により、今後はさらに状況に応じたマスクの着用が推奨されます。
厚生労働省は、高齢者など重症化リスクの高い方への新型コロナ感染を防ぐため、以下の場合にはマスク着用を推奨しています。
医療機関を受診・訪問するとき、高齢者施設を訪問するとき
通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバスに乗るとき
重症化リスクの高い方が混雑した場所に行くとき
また、症状がある方、新型コロナウイルス陽性となった方、同居家族に陽性となった方がいる方が、やむを得ず外出するときにも、マスク着用が推奨されます。
子供のマスク着用についても、個人の判断となりますが、乳幼児(小学校に上がる前の年齢)のマスク着用は熱中症予防の観点などから注意が必要とされており、特に2歳未満では着用が推奨されていません。
2歳以上の就学前の子供であっても、マスクの着用は求められません。
夏のマスク着用は熱中症に注意!
ニンバスを含む新型コロナウイルスの感染予防にはマスク着用が効果的ですが、酷暑下での着用は熱中症への注意が必要となります。
高温・多湿な状況でのマスク着用は熱中症リスクを高めます。
マスク内が蒸れて暑く感じるほか、喉の渇きを感じづらくなることで、脱水状態に気付きにくくなり水分補給が不十分になりがちです。また、体から熱が放出されにくくなり、体温が上がりやすくなります。
喉の渇きを感じなくても、こまめに水分補給をすることが大切です。
子供がマスクを着用する際には、保護者や周囲の大人が子供の体調に注意し、熱中症にならないよう、こまめな水分補給や休憩などを促しましょう。
マスクは毎日交換しないと菌が繁殖!?
夏場は高温・多湿な環境で、マスクの内側は菌が繁殖しやすい状態になります。
基本的にマスクは毎日新しいものに交換し、汗をかいたりしたらなるべくつけ続けないようにしましょう。
弊社が独自でおこなった調査では、1日間着用したマスクと比較し、2日間連続で着用したマスクの内側からは多数の菌が確認されました。
確認された菌のなかには、黄色ブドウ球菌とよばれる食中毒菌も検出され、衛生的でないといえます。
※あくまでも弊社がおこなった調査結果となります。
弊社がおこなったマスクに関する検証は以下からご覧いただけますので、合わせてご覧ください!
【マスク 雑菌】着けっぱなしの不織布のマスクは安全?汚い?検査会社で検証してみた!
状況に応じて、衛生的なマスクを着用しましょう!
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、状況に応じて、マスクの着用をおこないましょう。
酷暑のなかでのマスク着用は熱中症リスクもともなうため、人が少ない場所では外したり、こまめに水分補給をすることが大切です。
また、夏場の高温・多湿によりマスク内の菌が繁殖しやすい状況にあります。マスクは毎日交換し衛生的なものを着用しましょう。