【マイクロプラスチック検査】の調査報告(イワシ)

商店で購入した「イワシ(石川県)」について、各3検体のマイクロプラスチック検査をしました。

<魚介類のマイクロプラスチック検査方法>
 前回ご報告の【マイクロプラスチック検査】の調査報告(魚介類)→「アジ」と同様。 

 

〈観察像:40倍〉

s-s-イワシ41.jpg

 

〈観察像:100倍〉

s-s-イワシ110.jpg

 

<結果> 

全ての検体において、微細な難消化性組織(魚類の骨片や鳥類の羽根など)は観察されましたが、マイクロプラスチックは観察されませんでした。

 

<考察> 

今回の調査で市販イワシの消化管の内容物からはマイクロプラスチックは確認されませんでしたが、プラスチック類に類似した半透明色の魚類の骨片や化学繊維類に類似する鳥類の羽根などが観察されました。マイクロプラスチックの汚染海域は、潮流などにより汚染濃度の高い海域もあるものと考えられます。今後も継続して調査をしていきたいと思います。

 

弊社の「マイクロプラスチック検査」(簡易顕微鏡検査)は、前処理と顕微鏡観察により飲料水や食塩、魚介類の消化管等にマイクロプラスチックが含まれているかどうか、マイクロプラスチックの大きさ、形状、数量を簡易的に判断できる検査です。

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