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食環研コラム

鶏卵に残留するフィプロニルについて

今回のコラムでは鶏卵への残留が問題となっている成分「フィプロニル」について解説します。

◎ フィプロニルとは?

フェニルピラゾール系の殺虫薬で、水稲等の作物への適用、
動物用医薬品、防疫用殺虫剤、シロアリ駆除剤など、
様々な場所、用途で広く使用されている成分になります。

商品名としては、農作物用で「プリンス」、ペット用ノミ駆除剤の「フロントライン」
家庭用ゴキブリ駆除剤の「コンバット」などに使用されています。

◎ フィプロニルが原因で過去に起こった問題

ミツバチの蜂群崩壊症候群(CCD)の原因物質の一つとされ、
フランスではフィプロニル処理されたヒマワリ種子がミツバチ減少につながったとして、
同剤の販売規制がかけられています。
アメリカではフィプロニル処理された水稲種子が原因で食用ザリガニが
大量死するなどの事例もあります。

◎ 鶏卵への残留原因について

あくまで個人的な推察ではありますが、上記使用例や過去の事例をみるように、
フィプロニルは種子等の殺虫用に使用される場合があります。
よって、そういった種子類(トウモロコシ、大豆、ヒマワリなど)を
本来の栽培目的ではなく飼料用として転用してしまった為に使用基準を超えてしまい
卵まで残留してしまった。
または単純に飼料保管場所や動物舎のハエ・ゴキブリ等の防除の為に使用してしまい、
結果として使用基準を超えてしまったなどの可能性は十分にあると考えています。

◎ フィプロニル汚染から事業を守るために

輸入した鶏卵やその加工品を扱う企業におきましては、汚染が目に見えたり、
味に違いが出るわけではないので、あらかじめサンプル製品本体の
農薬成分検査をすることで、汚染された製品のみの流通を未然に防ぐことが
有効な対処策です。

鶏卵農家さんにおきましては最終製品の鶏卵の検査も重要ですが、
輸入飼料の検査も併せて行うことを強く奨励いたします。


フィプロニルの検査におきましては弊社でも多くの実績がございます。
農薬一斉115(畜産項目)やネオニコチノイド検査において
フィプロニルを検査可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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