「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生多発」

愛知県では、2021年7月8日(木曜日)、県内医療機関から半田保健所に、重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)(以下「SFTS」という。)の発生届が提出されました。愛知県内でSFTS患者が発生するのは今回が初となります。
SFTSは、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まるため特に注意が必要です。
つい先日には、千葉県でも初のSFTS患者が報告されたばかりです。

【SFTSについて】
病原体及び症状等
ブニヤウイルス科フレボウイルス属のSFTSウイルスによる感染症で、主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺咬されることで感染します。
主な症状は発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)であり、ときに、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。血液所見では、血小板減少、白血球減少、血清酵素の上昇が認められます。致死率は10~30パーセント程度です。
2021年6月30日の段階では全国の発生者数は62名なので、例年よりもやや多い傾向にあるようです。
※愛知県感染症対策課HPより

ペットの感染も報告されておりますので、散歩の際に草むらなどに入った際は、マダニの付着をよく観察すると同時に、飼い主の方は肌の露出を少なくし、虫除けスプレー等を活用するなどの予防も必要です。

農畜産営業部

SFTS検査についてはこちらをクリック → 

youtube