ネコ、イヌからマダニ感染症拡大か?

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)がネコやイヌからヒトに感染した事例が少なくとも12件確認され、
うち1件は死亡していたことが8月3日、国立感染症研究所等の調査で判明。
SFTSは6~14日の潜伏期間を経て、発熱や嘔吐、下痢などの症状が出る、
致死率が6~30%と非常に高い感染症。

2013年に国内で初めて感染が報告されて以降、宮崎県や愛媛県、山口県など西日本での発生が多かったが、3月には静岡県で初確認され7月には関東で初めて感染者が確認されており、
徐々に東日本へと確認地域が拡大している様子。
現状では有効なワクチンや薬はなく、草むらなどマダニが生息していそうな場所に入る際は長袖、長ズボンなど露出を少なくし、虫よけスプレーなどを予め利用するなど予防が肝要。
ペットを飼育している方は、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり,動物を布団に入れて寝ることなど)は避け、動物と接触した後は、手指衛生を徹底する。
また、草むらにペットを入れない、入ってしまった場合はペットの体表をよく観察し、マダニが付着していないか確認する必要がある。

農畜産営業部


『SFTS (重症熱性血小板減少症候群)PCR検査』については、こちらをご確認ください。 → 


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