【防ダニ試験】室内塵性ダニ増殖抑制試験について解説
屋内塵性ダニ(チリダニ類)は度々アレルギーの原因になると言われています。
今回は、屋内塵性ダニ(チリダニ類)について解説します。
屋内塵性ダニ(チリダニ類)について
防ダニ加工が施された繊維製品の性能を評価するため、JIS(日本産業規格)には、「繊維製品の防ダニ性能試験方法(JIS L1920)」という規格があります。
その中の増殖抑制試験(製品のダニに対する増殖抑制効果を確認する試験)には、以下の2つの方法があります。
「A法 」:カーペット、ふとん側地、カバー・シーツ類、毛布などに適用
「B法 」:布団綿などに適用
ダニ増殖抑制試験 A法の例
いずれの方法も、一定期間の増殖抑制率から、増殖抑制効果を評価します。
結果の例:
区 | 観察期間 | |||
---|---|---|---|---|
試験開始時 | 4週間 | 6週間 | 8週間 | |
対照区(匹) | 50~80 | 400 | 600 | 850 |
試験区(匹) | 50~80 | 100 | 105 | 110 |
増殖抑制率(%) | ー | 75.0 | 82.5 | 87.1 |
弊社はこの評価方法に則り、チリダニ類(ヤケヒョウヒダニ)を用いて増殖抑制効果を確認する試験を実施しております。
繊維製品だけではなく対象製品に合わせた試験内容をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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食環境衛生研究所では、製品に「防ダニ」「殺虫」「防虫」「忌避」の効果があるのか試験で比較します。
料金や納期についてはお見積りしますのでお気軽にご連絡下さい。
次回は、蚊の忌避試験について、ご紹介したいと思います。