【異物検査】ゴマフカミキリ-虫の同定トレーニング76
※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
食品検査課のasnmです。
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
コウチュウ目カミキリムシ科のゴマフカミキリと考えられます。触角が短いことから、メスの個体と考えられます。
ゴマフカミキリは日本全土に生息し、本州では4~10月にかけて発生します。
多くの種類の枯れ木や伐採木に卵を産み付け、幼虫は中の木材を食べて成長し、蛹になったあと成虫になります。
カミキリムシ類は木材を食害するため、林業に悪影響を与えます。
近年ではクビアカツヤカミキリという外来種が中国大陸から侵入し、サクラやモモなどに寄生して大きな被害を与えています。
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