胃がんの原因菌、胃の中で生息しているピロリ菌とは?

ピロリ菌は胃の中で生息している菌で、正式名称はヘリコバクター・ピロリといいます。
大きさは直径約0.5μm、長さ2.5-5μmで、2,3回ねじれた形をしています。
一方の端にしっぽのような4~8本の鞭毛がついており、この鞭毛を旋回させて移動をします。
ピロリ菌に感染すると、慢性胃炎になり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを引き起こし、
悪化すると胃がんのリスクが高くなります。
 
胃の中には強力な酸の胃酸があるため細菌はいないと考えられていました。
なぜピロリ菌は胃の中で生息できるのかというと、ピロリ菌が持つウレアーゼという酵素があるからです。
ウレアーゼは胃の中にある尿素を分解して、二酸化炭素とアンモニアを作ります。
アンモニアはアルカリ性なのでピロリ菌のまわりの胃酸を中和するので、胃酸の中でもピロリ菌は生息できるのです。
 
感染経路ははっきりとわかっていませんが、衛生環境が整備されていない時代や地域などの経口摂取によると考えられています。
感染は主に免疫が弱く、胃酸の分泌が活発でない乳幼児の頃だといわれています。
また、ピロリ菌に感染している大人から小さい子どもへの食べ物の口移しや、箸やスプーンを介して感染しますので注意が必要です。
免疫力のある大人になってからの日常生活や食生活ではピロリ菌の感染は起こらないそうです。
 
ピロリ菌除去による胃がん抑制効果は、中高年では1/3に、30代までに除去すればほぼ100%胃がんが抑制できるといわれています。
健康な生活を送るために、ピロリ菌の早期発見・治療がとても大切です。
 
弊社で、ピロリ菌検査を行っています。
ピロリ菌の感染の有無を調べる検査は多くありますが、弊社のピロリ菌検査は、便から検査を行います。
メリットとしては、内視鏡など大変な思いをせずに、自宅で採便をして送るだけでピロリ菌の感染の有無を調べることができることです。
医療機関で検査を受ける時間がない方や痛みを伴う検査が苦手な方におすすめです。
 
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