食物連鎖の基礎生産者!河川の植物プランクトンについて1

弊社は群馬県前橋市という場所にあります。
近くに公園の沼がありますのでそこに生息する植物プランクトンを今回確認してみました。
今年はとても暑い日が続きましたので閉鎖系の湖沼において何か変化が起きていないかどうかしてみました。
検出された植物プランクトンは以下の通りです。
 
〇珪藻類
表面がケイ素を含むケイ酸質で出来ていて、殻は集まって珪藻土となる
一年を通して観察される。

珪藻3ホシガタ
珪藻4
珪藻フナガタ

 
〇藍藻類
シアノバクテリアの一種
夏場に多く見られる。富栄養化などで増えすぎるとアオコなど水質汚染の原因にもなる

藍藻類

 
〇緑藻類
葉緑素を多く含む藻類
一年を通して見られる。

緑藻4
緑藻アクティナ
緑藻ゴニウム

 
主に観察されたのはこのような水類です。その他にも観察はされていますが特徴的なものについて掲載しました。
時期的な影響もあるのか藍藻類、緑藻類が少し多くみられていました。
公園の中なのできれいな水が流れ込んでいるのかと思いましたが、一部油が浮いているところなどがあり、生活排水や周囲の汚染物質も少なからず流入があるものと思われます。
それほどの影響はないと思われますが、環境汚染は蓄積されていくことが知られています。
また富栄養化に伴う植物プランクトンの大量発生はそこに住む水生生物の生命を脅かし、悪臭などの生活被害の原因にもなります。
次の世代のためにも、地球を大事にしていきたいですね。
 
 
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