製品や原料、製造環境等から意図しない微生物が検出され、お困りになった経験がある方も多いと思います。検出された微生物について「どのような微生物なのか」、「どのような性質を持っているのか」、「安全な微生物なのか、有害な微生物なのか」「微生物が検出されないようにするにはどのような対策をとるとよいのか」等が問題となってきます。そこで、微生物の分類学上の名前(学名)を決定し、これらの問題を解決する為の手段となるのが微生物の菌種同定です。
微生物の同定についてはいくつかの方法があります。メジャーなところでは、DNAシーケンサーを用いた塩基配列解析、PCRによる同定、API®検査キット(ビオメリュー)による同定等があげられます。この中で本コラムでは、弊社でも行っております『API®検査キットによる菌種同定』について簡単にご紹介したいと思います。
API®検査キット は、簡便で信頼性の高い結果を提供する微生物同定試験と言われています。シンプルで標準化された操作手順とオンラインの微生物同定データベースから成り立っています。