アスベストのレベル3・レベル2・レベル1の違いとは?

アスベストを含む建材には危険度からレベルわけがされており、1~3までの区分けになっています。
 

レベル1

最も注意するべき建材です。「石綿含有吹付け材」で、吹付け石綿や石綿含有吹付けロックウール、石綿吹付けバーミキュライト、石綿吹付けパーライトなどが含まれます。
 

レベル2

「石綿含有耐火被覆材・石綿含有断熱材・石綿含有保温材」で耐火被覆板、けい酸カルシウム板第二種、屋根用折版裏石綿断熱材、石綿保温材などが含まれます。
 

レベル3

比較的危害は低いとされるもので、「その他石綿含有成型板」と区分けされ、石綿スレート、けい酸カルシウム板第一種、住宅屋根用化粧スレート、押出成形セメント板、窯業系サイディング、フロー材、ロックウール吸音天井板、石膏板(ボード)、ビニル床タイルなどが含まれます。
 
 
 
 
アスベストが含まれる建材が確認された場合ですが、全てが同じ対応をして工事をしなければいけないかというとそうではありません。
使用されているレベルに合わせて届出の有無や必要な作業が変わってきます。
最も低いレベル3の場合は一部届け出が不要であったり、場合により解体に関しても囲い込みまでしなくても大丈夫だったりします。
ただし事前調査は必要ですので、そこで使用されているアスベスト含有建材をよく確認した上で対応する施工方法を選択していくことが、効率よく対応するためには必要です。
事前調査やアスベスト含有建材の分析など、確認の上、ご検討ください。

関連リンク

>>国土交通省 目で見るアスベスト建材(第2版)はこちらから!
>>SKK  アスベスト(石綿)分析はこちらから
 
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