【JFS-B規格】FSM12:資源の管理
今回は、『JFS-B規格 FSM 12 資源の管理』について、説明いたします。
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>>【食品コンサルティング】
本要求事項は、『経営者または経営層は、組織の食品安全を確保するための取組(本規格におけるハザード制御(HACCP)及び適正製造規範(GMP)を実施するために必要となる経営資源(ヒト・モノ・カネ)を確保しなければならない。』となっております。
経営者または経営層の責任として、食品安全を担保するために適切に経営資源を提供しているかが問われています。
経営資源は、主にヒト・モノ・カネに分類されます。
ヒトに関しては、食品安全を担保するために、適切な人員(従業員)を確保しているか、また、その従業員は、食品安全を担保するために適切に教育を受けているかが重要です。
モノに関しても、建物、機械、器具、設備など、食品安全を担保するために補修・買い替え、増設等を行う必要があります。
上記ヒト、モノの食品安全を担保するには、お金が必要になります。しかし、どの会社もお金は、無限ではありません。
場合によっては、今の人員、設備で食品安全を担保できないのであれば、経営者および経営層の責任として、目標や計画の見直しを検討する必要が出てきます。
JFS規格は、リスク評価が重要です。
資源の管理も、ヒト、モノに関してリスク評価し、優先順位をつけ、リスクの高いものからお金を投資し、改善していくことが重要です。
次回はJFS-B規格 FSM13についてです。
>>JFS-B規格 FSM13.1
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