【異物検査】ナガコガネグモ-虫の同定トレーニング49

※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
 
食品検査課のasnmです。
 
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
 
 
 
 
 
 
 
 
ナガコガネグモ①
 
ナガコガネグモ②
 
クモ目コガネグモ科ナガコガネグモと考えられます。
ナガコガネグモの成虫は夏から秋にかけて草原や人家の周り、山など様々な地域で見られます。
メスは体長20mm程度、オスは体長10mm程度と雌雄で大きさが異なります。
今回の個体は大きさと体色から、メスと考えられます。
これまで本コラムで紹介してきたクモの多くは徘徊性や、小さめの巣を作る種類が多かったのですが、ナガコガネグモはしっかりとした巣を作り、捕食対象を捕らえる種類のクモです。
 
ナガコガネグモは体色や生態がジョロウグモに近く、私もジョロウグモだと思って採取していました。
徘徊性のクモではないので異物として混入する可能性は低いですが、これまで弊社の異物検査でも「まさかこんな虫が混入するとは!」というような事例もあったので、今回の経験がいつか業務の役に立つ日が来るかもしれません。
 
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら
 
 

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