【異物検査】ジョロウグモ-虫の同定トレーニング54
※こちらのコラムには虫の写真があります。苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
食品検査課のasnmです。
会社の近くで虫が採取できたので、前回に引き続き同定を行っていきたいと思います。
今回、同定してみた虫はこちら▼
クモ目ジョロウグモ科ジョロウグモと考えられます。
ジョロウグモの成虫は夏から秋に発生し、山から人家の周りにかけて幅広い地域で見られます。
メスは体長25mm程度、オスは体長10mm程度と雌雄で大きさが異なります。
今回の個体は大きさと体色から、メスと考えられます。
本州から沖縄県北部まで分布しており、大型の網を張って獲物を捕らえます。
先日ご紹介したナガコガネグモも「ジョロウグモ」として認識されることがありますが、こちらが正真正銘のジョロウグモです。
実はナガコガネグモをジョロウグモだと思い込んで採取していたのですが、調べると見た目が違うことで異なる種だということに気付きました。
どうやら一般的にも混同されることがあるようですが、両者の違いに気付く事ができてよかったです。
>>異常品(異物・異臭検査)はこちら